内定者が読み解く【組織の毒薬】
内定者という立場に甘んじるわけではないですが、あくまでも一人の「内定者」からの目線として、思ったことを率直に書いていこうと思います。
実際に読んでみて、異なる感想を抱く方もいらっしゃるかと思いますが、寛大なお気持ちで読んでいただけると幸いです。
それと同時に、読んだ方の意見や感想もお聞かせ願えると幸いです。
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藤田晋社長の起業に関する本を読んで、CAグループを志した内定者や社員の方は多いと思います。
一方で、日高副社長の著書を読んで、ここを志した方はいるでしょうか。
ブログや記事を読んで感化された方はいるかと思いますが、著書から関心を抱いた方はいないと思います。なぜなら、この著書が日高副社長にとっての初出版となるからです。
この本の内容はそもそも出版する用のものではなく、CA社員向けのコラムが元になっています。日高副社長の組織に対する考え方、仕事への向き合い方が端的に表現されています。
CCCの社長、増田宗昭氏ブログを書籍化した「増田のブログ」と書籍の形態としては類似している印象を受けます。
コラムと言うだけあって、内容も簡潔にまとめられているため、非常に読みやすいです。
一気に読破するというよりは、仕事に躓いた際、折に触れて読むことをオススメします。
冒頭で副社長は「ゲーム事業部向けの社内報に書いたコラムをまとめたもの」と述べていますが、現在Cyber-Zで内定者アルバイトをしている自分にも十分に共感できる部分があり、どの事業部への応用も可能であるように捉えられました。
異なる事業間でも組織への考え方や仕事への向き合い方は共感できる部分がある。
ここにまず改めて、CAグループのビジョンの浸透率に驚かされます。
このビジョンの浸透こそが大きな組織になった今も安住せず、新たなことへチャレンジしていくCAグループの姿勢を保っていると言って過言でないと思います。
そして今後も俗に言う「大企業病」にならないように日々、文化やビジョンの浸透を促す必要が我々にはあります。
内定者である自分に最も近しいコラムは『48.発信の大事さについて』でした。
自分は新卒子会社社長になりたいという旨をCyber-Z名古屋支社長に伝えて以来、
発信の重要性について教えられ、断続的ながら発信をしていきました。
最近では発信の重要性が自分の中で腹落ちし、今後注力していこうと考えているところです。
なぜ発信が重要なのかという説明を名古屋支社長から受けた際に、
1.子会社社長になるには認知度が必要
2.他者を巻き込む力をつける
この2点が自分にとって発信する大きな理由になると教えていただいた記憶があります。
名古屋支社長は、いつも的確にアドバイスをくださるので、この場合も自分にとって一番適したアドバイスをくださったと考えています。
が、それでは、新卒子会社社長や事業リーダーを望まない人は発信をしなくても良いのか。
という捻くれた疑問が自分の頭の中には生まれました。
とすれば新卒子会社社長や事業リーダを目指さない彼らに発信は必要ない、もはや発信とは形骸化したものではないかという認識さえ持ちそうでした。
しかし、それは異なる認識であることに、この本を読んで気付かされました。
日報で重要なことは、日々成長していること、自分がデキる人だと認知してもらうことではありません。
もちろん、それも重要な要素ですが、本書によると仕事において困難な状況に直面した際、または喜ばしい境遇の際に、当人がどのような振る舞いをするか。や、仕事における判断基準はどこにあるのかを周知させることが重要としています。
上述した点を、加味するとCAグループの色濃い文化である「発信」も形骸化していないという認識を持つことができ、新たな視点で同期の内定者バイトの或いは先輩方の日報を読むことができそうという段階に至りました。
日高副社長は終わりに、ポジティブを引き出す手段として「なぜ、この会社を選んだのか」を思い出すことを提案しています。
その理由を一番、新鮮に保持しているのは僕達、内定者だと思っています。
会社のトップと最も新米な我々の認識をなるべく近いものにし、間に介在する多くの社員の方々に少しでも影響を与えられていけると、それは小さいながらも組織貢献になるのではないかなと考えます。
この本は、あくまでコラムですので具体的な行動指針が示されているというより、何か行き詰まったときに「気づき」を与えてくれる。そんな印象を持ちました。
もちろん、同期の内定者にもオススメですが、「なぜ、この会社を選んだのか」を忘れかけている方、トレーナーとして部下をどうマネジメントするか悩んでいる方、それぞれの立場に、それぞれの目線で問いかける一冊になっていると思います。
是非、一度読んでみてください!
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いかがだったでしょうか、いつかこの記事を読み返したとき、自分は恥ずかしく感じるかもしれません、生意気に感じるかもしれません。
ただ、陳腐ですが「過去の自分を恥ずかしいと思えたら成長。」とビートたけしさんも言っていました。
後先は考えずにブログという手段を用いて、皆様に少しでも有用な情報を与えられていけたら良いなと思います。
読んだ方は是非、共有していただけると幸いです。
それでは、失礼致します。
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